水漏れの直しかた　～壁の中から漏水～

お世話になります。

朝晩が涼しくなってきました。

寝苦しさも解消され、朝までグッスリ眠れるようになりました。

これからどんどん秋が深まっていきますね。

私が一番好きな季節です。

さて

今日は水漏れ修理の現場からです。

ご依頼は「家の基礎から外へ水が染み出ている」との事。

まずは現場状況確認

なるほど、調査の結果

どうやらキッチン裏の壁の中からの漏水のようです。

キッチンの床下をのぞいてみると…

やはり壁の中から水漏れしていました…。

白っぽい配管は銅管と言って給湯管です。

築３０年以上のほとんどの住宅には給湯管にこの銅管が使用されています。

銅管は経年劣化が進むとピンホールと言って

ある日突然、管に穴が開くことがあります。

こちらのお宅はキッチン裏の壁の中のどこかに

ピンホールが起こってしまったようです。

漏水箇所を見つけ出し、ピンポイントで修理するには

壁を壊したり、キッチンを外したりと大掛かりになってしまうため

お客様と相談し、安価に修理できる手法を選択しました。

直しかたは壁の中の銅管は切り外して放棄し

新しく床からキッチンへ給湯管を配管する方法です。

これなら大掛かりな工事は必要ありません。

銅管を切断、新しく樹脂管に繋ぎ変えます。

キッチンの床から配管を立ち上げて完了です。

作業時間は約１時間で完了。

お客さんも費用など心配されておりましたが安心されました。

漏水はある日突然起こります。

今回のように症状が表に出れば発見も早いですが

お風呂の下やコンクリ―トの下などですと

地下へ浸透してしまい見た目に症状が現れません。

高額な水道料金が来てビックリと言うこともよく聞きます。

そうならないためにも給湯管の更新工事なども

お勧めしております。

古い銅管から新しい樹脂管への改修工事の費用は

水まわりの数や家の大きさにもよりますが

一般的な戸建てですと１０万～２０万くらいからが相場です。

配管は人間でいうと血管です。

大事な部分ですので、

リフォームのタイミングなどでは、表面的なリニューアルだけでなく

床下や壁の中の隠れた血管部分の更新もご検討されてみてください。

では。